Google Analytics APIとは
Google Analyticsのデータを取得できるAPIです。Google Analyticsで取得できるデータは何でも取得できるため、アプリや独自のプログラムに取り込むことで、Google Analyticsのインターフェイスで表示されるレポートよりも高度なレポートを作ることもできます。
Google Analytics APIは、Google Map APIなどのと同じGoogle APIの一つなので無料で利用することができます。
Google Analytics APIの種類を知ろう
Google APIには、Google Analytics関連のAPIがいくつか用意されています。
Reporting API v4
最新版のGoogle Analytics APIです。Core Reporting APIとも呼ばれます。
Google Analyticsの詳細なデータを取得する時にこちらを使います。
Management API v3
主にアカウント周りのAPIです。自分だけのデータでなく、サイトやアプリを公開して、ユーザーのアカウント情報やプロパティID、ビューIDなどを取得する際に使います。
アカウントに関する情報は、Google Analytics Reporting API v4では取得できないため、こちらのManagement APIが必要です。
その他のAPI
上記のもの以外にも、リアルタイムレポートに対応したAPIなど様々なAPIがあります。
- Embed API (マイレポートを簡単に作成してサードパーティのウェブサイトに組み込むことができる)
- Multi-Channel Funnels Reporting API (ユーザーのコンバージョンにつながったトラフィックの参照元パスに関するクエリを発行する)
- Real Time Reporting API (リアルタイムでレポートのデータを取得する)
- Metadata API (API のディメンションと指標、およびその属性のリストにアクセスする際に使う)
Google Analytics APIを使う上でチェックしておきたいサイト
実際にGoogle Analhytics APIでデータを取得する際に便利なサイトをピックアップしていきます。
Core Reporting APIのクイックスタートガイド
https://developers.google.com/analytics/devguides/reporting/core/v4?hl=ja#quick_start_guides
各言語でGoogle Analytics APIを使う際のコードサンプルが確認できます。
サーバーサイドから組み込み、クライアントまで一通りのサンプルがあるので実際にコードをコピペして使ってみるとどんな動きになるのかを確認できます。
Google Analytics Demos & Tools
https://ga-dev-tools.appspot.com/query-explorer/
このサイトは実際にAPIを使ったプログラムを構築する際は必須とも言って良いサイトです。Google Analytics APIを使うならブラウザにブックマークしておきましょう。
特に実際にQueryを発行してテストできる「Request Composer」、APIで使う各項目のクエリが探せる「Query Explorer」の2つは開発中にお世話になるでしょう。
また、このサイト自身がGoogle Analytics APIを使って構築されているため、どういったことができるのかを確認できるという意味でもとても参考になります。
Google Analytics APIを使う際に知っておきたいことをまとめました。
Google Analytics APIは、十分なツール&ドキュメントが用意されていますが、まとまった情報があまりないので、利用する際は英語圏の情報や手探りで使うことになりますが、Google APIの仕組みになれるとサクサクとオリジナルレポートが作れるので、ぜひ使ってみてください。# google analytics APIを使う際にしっておきたいこと